NZ Area51探検隊のブログ

日本から遠く離れたニュージーランドでの様子を情報発信

第二百三十九話、匠のなせる業

Aucklandは雨の多い季節に突入というか、すでにSummer Seasonからすでに降水量高くうんざりする天候が続いている。そんな中、久し振りに修理の依頼を受けた。持ち込まれたものはホームベーカリー🍞 

 

ニュージーランドあるあるTop10に入るであろう案件。

依頼主はいつもお世話になっている凄腕指圧師のTさん。

”すいませ~ん、日本製のホームベーカリーを変圧器なしで電源入れちゃって💦”

 

おいらも以前、Nゲージのメインコントローラーを240Vで亡きものにしてしまった過去がある。第百七十話にて☟

takashisaito1970.wixsite.com

さて、そのホームベーカリー。13年前の代物。ヒューズ交換で直ればいいのだが.....

まずは見える限りのボルト&スクリューを外していく 🔩

 

 

 

 

 

 

 

内部がでてきた。どうやらおいらが考えていたヒューズは無く、ググってみるとバリスタなる代物が焼け焦げていた。残念ながらおいらにはそいつを修復する力量は無い。

しっか~し、おいらには強い味方が☝

卓球ダブルスの相方でもあり陶芸の道も歩み始めたエンジニアのTさんに登場していただくことに🌟

おいらにとってはTさんの作業はオペのシーンの様な細かい作業。基盤を傷つけないように丁寧に進めていく。そしてその作業にはおいらの知らないToolが登場する。

 

ハンダ、不必要な残りのハンダなどを吸収してくれる銅線、温度表示の見やすいハンダコテキットなどなど。

 

そして今回破損した日本製部品を入手☝

サージ吸収素子バリスタ

 

このバリスタを無事交換し、いざ一回目の動作テストに入る☝

どうかホームベーカリーが起動しますように💦 と祈るおいらとTさん。

さて、結果は?

 

無念にも液晶パネルには何の表示もされなかった....

 

回路基板の裏を見たり、もう一度表側を見たり👀

 

 

 

 

 

 

 

テスターなるものも使って、念入りに調べていくTさん。

あっ!と声をあげるTさん。Thermal Fuse(温度ヒューズ)も逝っちゃってますね~と。
わずかな焼け跡を発見した。残念ながらこの部品は持ち合わせていなかったが、バイパス手術で事なきをえた。さすがっす、Tさん。良いもの見させていただきました👀

 

そうして第二回動作テスト実施☝

 


表示が現れました~🎊

Tさん、おめでとうございます。そしてありがとうございます。ただただ感謝🌟

そして部品提供しただいたTさんの上司の方にもお礼申し上げます。

 

追伸、後日指圧師Tさんより連絡が.....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無事、ホームベーカリーが起動し、パンが焼きあがりました~とのこと。

めでたし、めでたし🌟

 

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